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離人症

症状について

離人症とは、「自分が自分でないように感じる」「現実がどこか遠く感じる」といった違和感が続く状態を指します。たとえば、鏡を見ても自分の顔が他人のように感じる、会話をしていても自分がその場にいないように思える、周囲の景色がぼんやりして現実味がないと感じることがあります。こうした感覚は、強いストレスや不安、寝不足などがあると、誰にでも一時的に起こることがあります。しかし、その状態が長く続き、「元に戻れないのではないか」という不安が強くなったり、生活に支障が出たりする場合は、離人症として専門的な視点で整理する必要があります。

症状の特徴は?

離人症にはいくつかの特徴的な感覚があります。まず、現実感が薄れる感覚です。「世界が遠く感じる」「夢の中にいるようだ」と表現されることがあります。次に、自分自身への違和感です。話したり動いたりしていることは分かっているのに、「自分が操作されているように感じる」「自分を外から見ているようだ」と感じることがあります。また、感情が鈍くなることもあります。嬉しいことや悲しいことがあっても気持ちが動きにくく、人との距離を感じることがあります。重要なのは、現実が分からなくなるわけではなく、違和感を違和感として自覚できている点です。

原因として考えられるものは?

離人症は、脳が強いストレスや不安から心を守ろうとする「防衛反応」として起こると考えられています。強い緊張状態が続くと、感覚や感情を一時的に切り離すことで、心への負担を軽減しようとするのです。パニック発作や強い不安、長期間のストレス、睡眠不足などがきっかけになることがあります。また、不安を感じやすい人や、物事を真面目に考えすぎる傾向がある人では起こりやすいこともあります。これは脳の働きによる反応であり、性格の弱さや精神的な異常を意味するものではありません。

対処方法って?

離人症への対応で大切なのは、「この感覚は危険なものではなく、元に戻る可能性が高い」と理解することです。不安や恐怖が強まるほど、症状は長引きやすくなります。まずは睡眠を確保し、心身を休ませることが基本です。それでも症状が続く場合は、メンタルクリニックで相談することで、不安への対処法や考え方を整理できます。必要に応じて、不安を和らげる治療やカウンセリングを行うこともあります。「現実感が戻らないのでは」と感じているときこそ、専門家と一緒に状況を確認することが回復への近道です。

まとめ

離人症は、「自分や現実が遠く感じる」というつらい感覚が続く状態ですが、脳がストレスから自分を守ろうとする反応の一つです。多くの場合、適切な理解と対応によって徐々に和らいでいきます。統合失調症などの重い精神疾患とは異なり、現実の理解は保たれています。「この感覚が続いたらどうしよう」「おかしくなってしまったのでは」と感じること自体が、相談してよいサインです。当院は、今の状態を安心して言葉にし、不安を整理するための場所です。一人で抱え込まず、回復に向けて一緒に進んでいきましょう。

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