症状について
人の体には、日中は目覚め、夜になると眠くなる約24時間の体内時計(概日リズム)があります。誰でも一時的に眠れない夜を経験しますが、眠れない状態が頻繁に続き、仕事・学業・家事などの生活に支障が出ている場合は、睡眠障害と考えられます。
特に「眠れなかった経験」が続くと、「また眠れないのでは」という不安が強まり、さらに眠れなくなる悪循環に陥りやすくなります。睡眠障害は珍しいものではなく、適切に対処すれば改善が期待できる身近な病気です。
睡眠障害の中で最も多いのが不眠症です。不眠症には主に4つのタイプがあります。
布団に入ってもなかなか眠れない入眠障害、夜中に何度も目が覚める中途覚醒、朝早く目が覚めて再び眠れない早朝覚醒、十分に寝たはずなのに眠った感じがしない熟眠障害です。
これらが続くと、日中の眠気、集中力の低下、気分の落ち込みなどが現れ、生活の質が大きく低下します。「眠れないだけ」と我慢せず、体と心からの重要なサインとして受け止めることが大切です。